足の痛み・しびれの原因
足の痛みやしびれの原因は様々ですが、主に以下のようなものが考えられます。
- 足の使い過ぎ:長時間の立ち仕事や歩行、激しい運動など
- 足に合わない靴:サイズが合わない靴や、高すぎるヒールの靴
- 外傷:捻挫、打撲
- 循環不良:長時間の同じ姿勢、糖尿病などの疾患による足の血流の悪化
- 神経の圧迫:腰や足の神経への圧迫
- 加齢:加齢による足の骨や関節、筋肉の変化
- 姿勢の悪さ:不適切な姿勢による足への負担の増加 など
足の痛み・しびれを招く病気

症状が長引いたり、繰り返し起こったりする場合は、以下のような病気が原因となっている可能性があります。
腰部脊柱管狭窄症
加齢などにより腰の背骨の中の神経が通る管(脊柱管)が狭くなり、神経を圧迫する病気です。足のしびれや痛み、長時間歩くと症状が悪化し、休むと歩けるようになる間欠性跛行などが主な症状です。
腰椎椎間板ヘルニア
腰の骨と骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が飛び出して、神経を圧迫する病気です。主な症状として腰痛に加え、足の痛みやしびれ、足の筋力低下などが現れます。
腰椎分離すべり症
腰の骨に亀裂が入り(分離)、その骨が前方にずれる(すべる)病気です。主に腰痛を引き起こしますが、進行すると足のしびれや痛みが現れることもあります。
腰椎変性すべり症
加齢により腰の骨と骨をつなぐ靭帯や関節が緩み、上の骨が下の骨に対してずれる(すべる)病気です。腰痛に加えて、足のしびれや痛み、歩行時の痛みなどが主な症状です。
外反母趾
親指が小指側に曲がり、付け根の関節が膨らむ変形を引き起こす病気です。主な症状として親指の付け根の痛みや腫れ、歩行時の不快感や困難が挙げられ、最終的に靴が合わなくなることもあります。
足底筋膜炎
足底筋膜炎は、足の裏にある筋膜(足底筋膜)に炎症が起こる病気です。主な症状としてかかとや足の裏の痛み、特に朝起きた時や長時間の休息後、最初の一歩を踏み出す際の強い痛みが特徴的です。
変形性足関節症
変形性足関節症は、足関節の軟骨がすり減り、痛みや動きの制限が生じる病気です。主な症状として足関節の痛み(特に動作時や負荷をかけた時)、関節の腫れやこわばり、関節を動かす際のひっかかり感や音(グリグリ音)などが現れます。
合併しやすい症状
足の痛みやしびれには、以下のような症状が伴うことがあります。放置するほど症状の悪化や治療期間の長期化のリスクが高まる可能性があるため、早い段階で専門の医療機関を受診することをおすすめします。
むくみ
足や足首がむくむことがあります。
皮膚の変化
足の皮膚が乾燥したり、変色したりすることがあります。
歩行障害
痛みのために歩き方が変わったり、長距離の歩行が困難になったりすることがあります。
バランスの低下
足の感覚が鈍くなることで、転倒のリスクが高まることがあります。
冷感
足が冷たく感じられ、温まりにくくなることがあります。
筋力の低下
痛みを避けるために足を使わないことで、筋力が低下することがあります。
睡眠障害
夜間の痛みやしびれで、眠りが浅くなることがあります。
足の痛み・しびれでお悩みの場合は当院へ
横浜市中区の山下公園スパインクリニックでは、足の痛みやしびれにお悩みの患者さんに対して、専門的な知見に基づいた治療を提案するとともに、悪化や再発を防ぐための日常生活のアドバイスなども行っています。
- 痛みやしびれが数日続いている
- 日常生活や仕事に支障が出ている
- 足に変形や腫れが見られる
- 糖尿病や心臓の病気の治療を受けていて、足にも異常を感じる など
上記に心当たりのある方は、我慢をせずにお気軽に当院までご相談ください。