整形外科とは

整形外科とは、骨、軟骨、筋肉、靭帯、神経などの体を構成する組織の病気や外傷を治療する診療科です。
横浜市中区の山下公園スパインクリニックでは、生活の質(QOL)に大きな影響を与える痛みに対してアプローチするペインクリニック外科、日常生活を送る上で必要な基本的な動作能力の回復や維持、悪化予防を行うリハビリテーション科、そして脊椎の病気に対し、手術によって根本的な治療を行う脊椎外科を3本柱とし、患者さんに喜んでいただけるような治療の提案・提供を心がけています。
こんな症状はありませんか?
以下のような症状に心当たりがある方は、一度整形外科にご相談ください。
首・肩の痛み
- 首が固くなり、動かすと痛む
- 肩が重く感じる、または腕を上げにくい
- 首や肩の痛みが頭痛を引き起こしている など
背中の痛み
- 背中に鈍い痛みや張りが続く
- 姿勢を保つのが難しい
- 深呼吸をすると背中が痛む など
手の痛み・しびれ
- 指や手のしびれが続く
- ものをつかむ力が弱くなった
- 手首を曲げると痛みがある など
腰の痛み
- 腰に鈍い痛みや違和感が続く
- 長時間座っていると痛みが強くなる
- 腰を曲げにくい、伸ばしにくい など
膝・股関節の痛み
- 階段の上り下りの際に痛みを感じる
- 長時間歩くと痛みが出る
- 膝や股関節がカクカクと音を立てる など
足の痛み・しびれ
- 足の裏やかかとに痛みがある
- 足がむくみやすい
- 足のしびれや冷えが続く など
当院の整形外科の特徴
患者さんの痛みと向き合う治療
ペインクリニック外来では患者さんの抱えている痛みに対して、痛み止めの処方や、神経に直接薬剤を注入する神経ブロック療法によって症状を和らげ、日々を笑顔で過ごせるようにサポートを行います。
しかし一方で、整形外科で診る病気から来る痛みは、QOLを低下させるものであると同時に、体の各部位で起きている何かしらのトラブルを知らせるものでもあります。そのため当院では患者さんの痛みと真摯に向き合い、痛み止めやブロック注射でカバーできる限界をしっかりと見極めた上で、手術も含めた、より患者さんに喜んでいただける治療の提案を行っています。
お一人おひとりとしっかり向き合うリハビリ
当院のリハビリテーション科では、基本的に機械や器具などは使わず、理学療法士の手技によるリハビリテーションを重要視しています。
これには様々な理由がありますが、1つは「構造的アプローチ」ができるからです。構造的アプローチとは、医師が診断した病名に合わせてリハビリを行うアプローチではなく、患者さんの体に実際に触れることでわかる情報をもとにリハビリを行う、総合的なアプローチです。
もちろんレントゲンなどによる診断も非常に重要です。しかし当院ではそれと同じくらい、こうしたアプローチを通じて、多角的に患者さんの体を診ていくことも大切だと考えています。
長年の実績に基づく「脊椎の手術」
院長・葛西は長年、脊椎外科医として知識・技術の研鑽に努めてきました。自身が執刀医として手術の現場に立った件数は、2023年12月時点で約4,800件(うち頚椎約900件、胸腰椎約3,900件)に上ります。
「脊椎の手術は怖い」というイメージを持つ患者さんは少なくありません。しかし近年の医療の進歩により、脊椎の手術の安全性は格段に向上しています。実際、葛西が執刀した患者さんは術後、以前の生活を取り戻したり、趣味だった旅行を楽しんだりと、自分らしさを取り戻しています。
当院では、そんな長年の実績を持つ葛西自らが手術に執刀できる体制を、小規模なクリニックでありながら整えています。
「PRP療法」を取り入れた膝治療
膝の病気に対する治療の基本は、痛み止めの処方や神経ブロック療法、リハビリテーションなどの保存的治療です。しかし残念ながら、こうした治療では効果が出ず、長年膝の痛みを抱えた生活を余儀なくされる患者さんも少なくありません。
PRP療法(多血小板血漿療法)は、従来の保存的治療で効果が見られなかった方でも症状の改善が見込める、比較的新しい治療方法です。当院では膝の専門家である末永亮(まつえ・りょう)先生にご協力いただき、PRP療法を含めた膝治療に対応しています。
整形外科で承る主なお悩み
- 歩くのがつらい、足が痛くて長距離を歩けない(歩行障害)
- おしっこがスムーズに出ない(尿が出にくい)
- 姿勢が悪くなった気がする、背中が丸くなってきた(背骨の曲がり)
- 肩こりがひどく、首や肩が常にこっている感じがする(肩こり)
- 急に腰に激痛が走り、動けなくなってしまった(ぎっくり腰)
- お尻から足にかけて痛みやしびれが走り、座っているのもつらい(坐骨神経痛)
- 首や肩がこって痛い、スマホを見ていると首が痛くなる(ストレートネック)