こんな症状はありませんか?
- 背中や腰に痛みがある
- 身長が縮んだ気がする
- 背中が丸くなってきた
- つまずきやすくなった
- 軽い衝撃で骨折してしまった
- 猫背になってきた
- 立っているのがつらくなった など
骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、骨の量(骨量)が減少し、骨の質が低下することで、骨が弱くなってしまう病気です。骨が空洞化することで、何かにぶつけたり、転んだりといったちょっとしたことでも骨折しやすくなります。
なりやすい方
- 50歳以上の女性(特に閉経後)
- 高齢者
- 家族に骨粗鬆症の人がいる方
- 喫煙者
- アルコールを多く飲む方
- 運動不足の方
- カルシウムやビタミンDが不足している方 など
骨粗鬆症の危険性
適切な処置を受けずに骨粗鬆症を放置すると、以下のような問題が起こる可能性があります。
- 骨折のリスクが高まる(特に背骨、手首、腰、大腿骨)
- 骨折による痛みや変形で日常生活に支障が出る
- 寝たきりになるリスクが高まる
- 生活の質が著しく低下する など
骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
加齢
年を取るにつれて、自然に骨量が減少することで骨粗鬆症につながります。これは、骨を壊す細胞の活動に比べて、骨を作る細胞の働きが弱くなるためです。
ホルモンの変化
女性の場合、閉経後にエストロゲン(女性ホルモン)が減少します。エストロゲンには骨を保護する作用があるため、その減少により骨量が急激に減少します。男性でもテストステロン(男性ホルモン)の減少が骨量低下につながります。
生活習慣
運動不足は骨に適度な刺激を与えられないため、骨量が減少します。また、喫煙やアルコールの過剰摂取は骨の形成を妨げ、骨量を減少させると考えられています。
栄養不足
カルシウムやビタミンDは骨の形成に必要不可欠な栄養素です。これらの栄養が不足すると、骨量の減少につながります。
特定の疾患や薬剤
甲状腺機能亢進症や副甲状腺機能亢進症などの病気、ステロイド薬の長期使用は骨量を減少させる原因となります。
当院の骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症には生活習慣病としての側面があります。そのため場合によっては生活習慣を改善しなければ、骨密度の改善につながらない可能性があります。
横浜市中区の山下公園スパインクリニックでは、まず多角的な視点から診察を行い、患者さんの骨粗鬆症の原因を絞り込みます。その上で以下のような治療方法の中から適切な治療方法を選択することで、できるだけ早い段階での骨粗鬆症の予防と改善を目指します。
薬物療法
骨粗鬆症の種類や程度に応じて、適切な薬を処方します。骨の形成を促進したり、骨の吸収を抑制したりする薬があります。
運動療法
骨に適度な負荷をかける運動を指導します。ウォーキングや軽い筋力トレーニングなどが効果的です。
食事指導
カルシウムやビタミンDを十分に摂取できるよう、食事内容をアドバイスします。
生活指導
禁煙や適度な飲酒、転倒予防のための環境整備などをアドバイスします。
定期的な検査
骨密度検査や血液検査を定期的に行い、治療効果を確認します。